帯山校区第6町内の防災体制について

平成30年12月16日に実施した校区の防災訓練を機会に、現在の第6町内の防災に対する考え方、実施事項、体制等について下記に示します。

●熊本地震時の第6町内の避難実態

・指定避難所の帯山小学校に避難されたのは、町内の一部の人のみであった。

・一時避難所の6町内公民館は被災で使用不可。

・5丁目公園、公民館広場に付近の方々(数名)が車で避難された。

・被災者の多くは、昼間は自宅の片づけ、夜は空き地や駐車場での車中泊であった。

●第6町内の災害時に対する防災体制に何が必要か

   町内に拡散している避難者の情報収集と支援→若い実働部隊の創設(防災隊

   公民館を6町内避難支援施設としての機能を持たせる。→耐震性強化

   公園、広場など一時避難場所の周知→ハザードマップの作成

①防災隊の創設

・登録制(随時)・・・H30.12現在23名(40代)が登録済(理事5名含む)

・任期1年(年度)

・再任を拒まない

・年2回程度の会合、年1回の防災訓練参加

・活動保険及び費用は自治会負担

・防災隊制服(ベスト)・ヘルメット支給

●災害時防災隊の配置場所

・校区指定避難場所帯山小学校(校区災害本部)

・第6町内公民館(第6町内災害本部)

・第6町内一時避難場所:5丁目公園及び周辺

・    々    :7イレブン及び周辺(国体道路側)

・    々    :7イレブン及び周辺(肥後銀行側)

・    々    :ファミリーマート及び周辺

・    々    :ゆめマート、田中邸及び周辺

●防災隊の役割

・自治会との連携

・避難者の情報収集と報告

・緊急・公的支援の要請

・支援物資の運搬と配布

・連絡・情報は一斉メールにて、互いに情報を共有化する。

②耐震性強化

第6町内公民館は熊本地震で屋根瓦の落下、和室の壁が落下するなどの被害に遭い、避難所の機能が果たせませんでした。復旧後、通常使用の安全性の確認を一級建築士に調査していただきました。しかし、本格的な耐震調査はやっておりませんでしたが、この度、熊本市の補助を受け耐震調査を行うことといたしました。今年度中には調査が終了する予定ですが、その結果次第では、①このまま使用するか②補強工事をするかどうかそれとも③建て替え工事をするかどうか、いずれにしても資金の問題があるわけで、町内の皆様の賛否を問わなければなりません。

あの熊本地震の時をあらためて考えれば、公民館は、災害の時の避難場所として建っていて欲しいと思います。

被災状況

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③ハザードマップの作成

熊本地震の一年後、地震の前震と本震の狭間の15日に、

 帯山6町内の『熊本地震から1年、自主防災を改めて考える日』のイベントが開催されました。

その時に『ハザードマップ』の完成報告をいたしました。

 6町内は範囲が広く、1枚の地図(A3サイズ)には入らなかったので、東部と西部の2枚になりました。

このマップは、ブロック塀の危険個所など、個人情報に関することは掲載できず、ある意味未完成品です。これを機会に各家庭やご近所さんと是非話題にして、自分たちの地図を作っていただきたい。また、話題にすることで自主防災の意識を高めあうことが大切、『自助、共助、公助に近助を加えてください』とお願いしております。

古くなったり、無くされた方は自治会にお申し出ください。在庫がある限り配布致します。